この日記はフィクションです(^^)

この日記はフィクションです

お役立ち情報は特にありません

最終日と国語辞典

こんばんは。今日はなんだか寒い。秋通り越して冬っぽい。こんな日はホカホカ焼きたてのホットケーキでも食べないと、やってらんないですね。

ということで。

f:id:smz_wk:20180927194605j:image

わーい!タムタム!やったね!幸せ!

 

さて、どうしてこんな贅沢をしているかというと、今日の私はとても寂しくて、とても満ち足りた気分だからなのです(抽象的なことを言う)。今日の日記は、そのことを書こう。

いきます。「昨日の覚書と内容が若干かぶりますが、この夏、私はある出版社で辞書編集補助のアルバイトをしていました。その最終日が、今日。そりゃあ、寂しくて満ち足りた気分にもなるのでした。ちゃんちゃん。」終わっちゃった。

 

…というのは流石にウソで、もう少しちゃんと書きます。久しぶりにゆっくり思い出しているし、秋学期もがんばれよワシ!というエールに代えて、辞書とここまでの大学生活を振り返ってみる(長くなりそうな予感だ)(追記:長くなった)。

 

私はたぶん人より(人って誰だろう)少し国語辞典が好きで、まあ今その理由は話さないけれど、とにかく、進学先を決めるにしても、進学後の大学生活を進めるにしても、「国語辞典が好き!」という気持ちだけで動いてきた気がする。

国語辞典の編集委員されてる先生がいる!卒業して辞書出版部にお勤めの先輩がいる!とソレだけで大学を決めたり、推薦入試の面接を「辞書と○○先生(面接官ではない)が好き!好き!」で押し切ったり、入学直後その先生に「あなたに会いにココに来ました!好きです!」と言いに行ったり(無謀か)、ほんとは出不精なのに"辞書"とか"国語辞典"とか聞こえたら一人でずんずん出かけてみたり。私にしては珍しくそんなことをしてきた。コレはアレですね、恋。

正直、無知が服着て歩いてる状態で(服も着てるかどうか怪しい)、それは今も変わらない。ウワーッ!て動いた後に必ず、「無知のくせにバカのくせに、私なんかが顔出してごめんなさい」って胃をキリキリさせてた。でも、犬も歩けば棒に当たる、無知も動けば人に会える。無知を晒して動いてみたことが、今の自分を支えてくれてるなあ。そう思うことが、だんだん増えたのでした。その形の一つが、今回のアルバイト。

辞書の中、画面の中にいて、高校生の頃から憧れていた。そんな方たちと直接言葉を交わして、同じ空間で手を動かしてる。憧れだけの想像だけの色眼鏡から、ちょっぴり抜け出した。ほんのすこーしだけど、地に足のついた視線の高さを知った。これって、忘れがちだけどものすごいことだし、とても恵まれてるな、と思う。大学入ってからなーんにもしてない、ってすぐ悲観的になるけど、そんなこともないじゃん。そう思えることがあってよかった。って、ちゃんと書き残しておく。別に何か形にしたとか、成し遂げたとか、そういうのは何もない。何もないけど、歩き回ってた足跡は自分にベタベタくっついて、案外ちゃんと残ってるのかも。なんて、だいぶ感傷に浸っていたバターの香りの中。

(しかしこの夏休み、アルバイトを通してかなり気持ちがグラついたのも事実。さあ、この先オマエはどこへ行く。悩める贅沢。とか言える心の余裕は正直、ない。でも、しっかりじっくり贅沢に悩みましょう、という話は、また別の機会に。)

 

…ふう。ここまで一気に早口でまくし立てたと思うと、なかなかに気持ち悪いな。だけど、最近幅を利かせていた「私はほんとに辞書が好きなのかしら…」という倦怠期の彼女みたいだった私の影は薄くなった。よかった。やっぱり好きじゃん、辞書。まあ、好きじゃなくなってもいいよ。自分が一番、自分にやわらかくいよう。

あー長かった!ズラズラ書いちゃった!結構楽しかった!(文章の出来はともかくとして)この日記はきっとお守りになるぞ。そんなイイ気分のまま、今日は、寝る。